商標初心者ガイド

商標登録の必要性を示すヘッダー画像

なぜ商標登録が必要なの?

想像してみてください…💭

もし明日、あなたのお店の名前が使えなくなったらどうしますか?

🪧

看板をすべて取り替え

📋

メニューや名刺、ウェブサイトも全部作り直し

😰

常連さんに「名前が変わりました」と説明して回る

💦

新しい名前でまた一からブランド作り

💡 そんなこと、あり得ない?

こう思うかもしれませんが、商標登録をしていなければ、現実に起こる可能性があります。

実際にあったトラブル事例📚

事例1. あの人気店が店名変更!? 『モンシュシュ』事件 🍰

困惑するカフェ屋さん

🍰 『堂島ロール』でおなじみ!モンシュシュ事件(2011年6月30日:大阪地裁)

「え、あの有名なモンシュシュが店名を変えたの?」そう思った方もいるかもしれませんね。 かつて『堂島ロール』で一世を風靡した大阪の洋菓子店「Mon Chou Chou(モンシュシュ)」。 2003年11月から看板や包装箱などで「Mon chouchou」と表記し、多くのお客さんに愛されていました。

💡 事前知識その1:先駆者の商標登録 実は、株式会社モンシュシュさんがお店を始めるずっと前、ゴンチャロフ製菓株式会社さんが「MONCHOUCHOU/モンシュシュ」(指定商品:菓子、パン)という商標をすでに登録していたんです。(登録1474596号)
💡 事前知識その2:後発店の商標登録 一方、株式会社モンシュシュさんも「MONCHOUCHOU/モンシュシュ」(指定役務:ケーキや菓子を提供する飲食店のサービス、及びこれらに関する情報の提供)を登録していました。(登録4939769号)
ゴンチャロフ製菓の商標
権利者:ゴンチャロフ製菓株式会社
登録番号:第1474596号
指定商品:【30類】菓子、パン
株式会社モンシュシュの商標
権利者:株式会社モンシュシュ
登録番号:第4939769号
指定役務:【43類】ケーキ又は菓子を主とする飲食物の提供、及びこれらに関する情報の提供

何が起きた?
先に商標登録をしていたゴンチャロフ製菓さんが、「うちの商標を使わないで!」と株式会社モンシュシュさんに対して、名称の使用停止と約2億4,380万円もの損害賠償を求める訴訟を起こしたんです。

結果はどうなった?

結果として、株式会社モンシュシュさんは店舗名を「モンシェール」に変更し、約3,562万円の賠償金を支払うことになりました。😱 慣れ親しんだ名前を変えるのは、お店にとってもお客さんにとっても大きな痛手ですよね。

🔑 ここがポイント!
喫茶店の店舗表示やパンフレット、HPにおける宣伝として使用する分は自己の権利範囲内で問題ないとされました。でも、お持ち帰りの「ケーキ」の包装などに名前を使ったことが問題視されたんです。 同じ「モンシュシュ」という商標であっても、使用する対象(「モノ」や「サービス」)によって権利が異なる、という点がこの事例の肝です。💸

ポイント

事例2. ラーメンの名前が突然チェンジ!? 『キリンラーメン』事件 🍜

ポイント

🍜 みんなに愛されたご当地麺「キリンラーメン」事件(2017年12月:東京地裁)

愛知県の製麺会社・小笠原製粉さんが1965年から販売していた「キリンラーメン」。 地元では長く愛されるソウルフードでしたが、まさかの事態に…!

💡 事前知識その1:長年の歴史と商標登録なし 「キリンラーメン」は1965年から販売されていましたが、当時、商標登録を行っていませんでした。
💡 事前知識その2:一度の休止、そして復活 競争激化で1998年に一時生産中止に。しかし、地元からの熱い要望に応え、2003年以降不定期で復刻、2010年以降は常時販売され全国展開するまでに成長しました。(2018年当時、年間500万食を売り上げるほどの人気に!)
💡 事前知識その3:大企業の商標登録 一方、1998年にはキリンホールディングス株式会社さんが「KIRIN」(指定商品:穀物の加工品など)の商標を登録していました。
キリンホールディングスの商標
権利者:キリンホールディングス株式会社
登録番号:第4180368号
指定商品:【30類】穀物の加工品など
キリンホールディングスの商標
権利者:キリンホールディングス株式会社
登録番号:第4498171-2号
指定役務:【30類】穀物の加工品など

何が起きた?
満を持して全国展開を始めた「キリンラーメン」に対し、キリンホールディングスさんが商標権の侵害を訴え、訴訟を提起しました。

その後どうなった?

裁判の結果、小笠原製粉さんは長年愛されてきた商品名を「キリンラーメン」から「キリマルラーメン」に変更することに…。📉

商品名の 変更前変更後 は下記YouTubeでご確認ください

以前:キリンラーメン

(出典:YouTube/WorldTradeShow公式)

現在:キリマルラーメン

(出典:YouTube/小笠原製粉公式)

🔑 ここがポイント!
この事例が教えてくれるのは、「長く使っている」という事実だけでは、商標権には敵わないことがある、ということです。 商標登録は、あなたのビジネスを守る「お守り」のようなもの。後から「知らなかった!」では済まされないんです。 ビジネスを始めるなら、まずは登録商標のチェックが最優先! 自分の商品名やサービス名を守るために、ぜひ考えてみてくださいね。

どうしてこんなことが起こるの?商標の3つの落とし穴🤔

どうしてこんなことが起こるの?商標の3つの落とし穴
  • 落とし穴1:早い者勝ちが絶対ルール! 商標の世界では「先に登録した人が強い」というシンプルなルールがあります。 あなたがどんなに素敵な名前を考え、先に使っていたとしても、後から誰かが同じ名前を先に登録してしまったら、その権利は登録した人のものになる可能性が高いんです。
  • 落とし穴2:無知は言い訳にならない!? 「知らなかった」では済まされないのが商標の世界の厳しいところ。 知らず知らずのうちに他人の商標を侵害してしまった場合でも、その責任を問われることになります。 お店の名前や商品名を決める前に、必ず商標調査をするのが賢明です。
  • 落とし穴3:小さいお店でも例外なし! 「うちは個人店だから大丈夫」「まだ小さい事業だから関係ない」と思っていませんか? 商標権は、企業の規模に関係なく適用されます。 たとえ小さなカフェやハンドメイド作家さんでも、他人の商標を侵害すれば、賠償の対象になる可能性があるんです。
🤔

クイズ:あなたは大丈夫?

商標トラブルの知識をチェック!

商標トラブルのリスクが一番高いのはどれでしょう?
危険度チェック
ビジネス前に
調査必須
商標登録で
安心営業

商標登録のメリット🛡️

商標登録のメリット
🛡️
安心感
同じ名前でビジネスを継続できる安心感を得られます。長期的なブランド戦略を安心して実行できます。
排他的権利
類似ブランドの排除が可能になり、市場での独自性を確保できます。競合他社との差別化を図れます。
💰
収益化
使用許可でライセンス収入を得ることができ、新たな収益源として活用できます。
信頼向上
「®」マークでブランド価値がアップし、顧客からの信頼度が大幅に向上します。

商標登録 vs トラブル費用、どっちが高い?📊

どちらがお得?賢い選択をしましょう 💡

商標登録費用

一度の投資で長期間の安心

🏷️ 商標登録費用
52,200円/区分
・特許庁への出願料・登録料込み
・5年間有効(更新可能)

知財事務所KUSAKARIの場合 🔗

VS
⚠️

トラブル費用

商標権侵害のリスク

🏪 看板・内装張替え
300,000円〜
・店舗名変更に伴う物理的な変更
・急な対応が必要になる場合も
💻 ウェブ・印刷物変更
300,000円〜
・HP、メニュー、名刺など
・ブランド変更に伴う各種媒体の修正
⚖️ 損害賠償金
1,000,000円〜
・商標権侵害による法的責任
・売上規模により高額化の可能性

※コストは目安

💰 費用比較サマリー

52,200円
商標登録で安心
1,600,000円〜
トラブル時の合計費用
商標登録は「トラブル費用の約3%」で済む賢い投資
早めの対策で、大きなリスクを回避しましょう

最後に:商標登録は「ビジネスの必需品」✨

商標登録の重要性まとめ

商標登録は「ビジネスの必需品」
小さな一歩が大きなトラブルを防ぎます

あなたの大切なブランドを

今日

から守りましょう!

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